| 私たちの日常生活の背景では、自然環境や生活環境がゆっくり、時に激しく変化しています。
その変化に触発され、私たちはおそらく何かつぶやき、描き、あるいは奏で、そうした「表現」によって活力を生みだし、環境と自己とのバランスを保っています。 それらの「表現」の交流は「多様なつながり」を育み、地域の「芸術・文化意識」の深まりや成長を促し、私たちの世界を確実に豊かにする。「葉山芸術祭」は、アートフェスティバルの可能性をそこに求めた住民たちによって創りだされた祭です。個人の自由な創作が地域社会にシナジェティック※につながる「あたらしいかたちの祭」です。 ※シナジェティック:多数の要素が相互作用しあうときの働き。協同作用。シナジー(synergy:相乗効果)と同じ語源。 |
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葉山町は神奈川県三浦半島の西側、相模湾を望む海岸線に面し、逗子市と横須賀市の間に位置する住民3万余りの町です。一般に御用邸、保養地、別荘やヨット、文化的な地域として知られています。 明治以降、首都圏への適当な距離、温暖な気候、里山と漁浜の自然、江ノ島・富士山・夕日の景観、開放的な住民感情などの好条件の元、文学者、絵描き、音楽家、またその愛好家が多く集まり、居住するところです。この町で1993年、「豊かな自然の中に人と芸術の息づくまちを!」のメッセージとともに「葉山芸術祭」が発生しました。![]() 葉山芸術祭の中で最も人が集まる、葉山町一色地区の森山神社境内を使ったイベントです。70余りの出店が参道沿いにならぶ「はっぴー・くらふとバザール」で賑わいます。 森山神社は境内入口の階段から本殿までの高低差に、民家、神社の会館、樹木、緑の桟敷席がひな壇のように並んでいます。上がりきった本殿から眺めると、横須賀市と葉山町の境・長者ケ崎につながる里山と海がひろく見渡せる、ここはある種の劇場空間です。葉山芸術祭「青空アート市」はこの空間を愛し使い続けてきました。そうするうちに最近は、境内をとりまく地区のコミュニティにとっても欠かせないイベントに育ちました。 ![]() 駅のない葉山は、外に向けたメッセージも控えめな町です。芸術祭のオープンハウスが100といっても、それぞれ個人家屋の中の賑わいです。町を歩くと気づくのは、芸術祭の小さなバナーがチラホラあることとか、カップルが芸術祭のパンフレットを手にウロウロしている光景です。一昨年から、参加アーティストたちと、自然環境の保護と芸術祭のアピールのための野外展示を始めました。その結果が「芸術祭ポスター」に発展しました。ポスターのような、それ自体が野外展示作品のような「ポスターズ」です。 ※案内はこちらからどうぞ |
葉山芸術祭の特徴はなんといっても「オープンハウス」です。個人家屋をそのまま展示・イベント会場とする事を指してそう呼ぶのですが、展示施設に恵まれなかった地域で参加型のアートフェスを敢行するための無理矢理なスタイルでした。が、これが流行、「オープンハウス」フェスティバル」とも言える様相となりました。
期間中、逗子・葉山・横須賀秋谷の各地区に点在するオープンハウスではそれぞれ、作品展、コレクションの陳列、アートを背景にしたカフェ、あるいはワークショップといった独特の「アート」あるいは「アートとの関わり」が数日の間、公開されています。同じジャンルのオープンハウスを選び、急いで見て回るのもいいでしょう。地区内をのんびり散歩し、近接するオープンハウスをこだわりなく訪ねるのも楽しいものです。 開催期間が違うため、賢く見て回るためにマップ、スケジュール・カレンダー、各詳細をウエブ上に載せていますので、活用ください。また地域内ではパンフレットが流通しています。置いてある店舗(サポートショップ)、公共施設を挙げています。お求めください。 *パンフレットのPDFはこちら ![]() ![]() もとは「青空アート市」の賑わいのために企画された境内コンサートでした。「青空アート市」のコンテンツの多さ、賑わいすぎという事もあって、葉山の音楽のための機会として独立しました。
今日の葉山町の文化的特徴は音楽です。様々なジャンルの音楽が愛され、新しい形が芽生え続けています。鳥が種を運び自生する木のように、演奏家たちも葉山に住み着き、ここで独自の音楽を育てています。葉山の音楽には、その色の種類の多さ、瑞々しさから新緑と同じ印象があります。 境内のひな壇に腰掛けると眼下にみえる一色会館(神社の会館)がステージです。葉山芸術祭の野外ライブで、葉山好みのオリジナルな音楽 をお楽しみください。 |
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